2012年2月25日土曜日

本の整理を読書メーターで試みる

■ 導入~読み終わった本を記録する~

読み終わった本のリストをどこかにまとめておきたいなと思っていたところ、「読書メーター」という読んだ本の記録・管理ができるサイトがあると聞いたので、登録してみました。

え?「そんなに本読んでないだろ」って?
それはそうですが・・・量の問題ではございません。


■ 読書メーターとはなんぞや?

読書メーター

▲読書メーター「マイページ」
「読んだ本のページ数や冊数をグラフにして読書量を記録・管理できるサービス」です。

・まずは本を登録
ほとんどの本がサイト内の(Amazonと提携している?)データベースに既に登録されています。タイトル・作者を検索すれば該当の本が見つかるので後は読み終わった日付、ページ数、コメント等自分の残しておきたいデータを入力すればOKです!
また、自分が記録したい本がまだ登録されていない本の場合は新規でデータベースに登録できます。

・どんなサービスが?
詳しい使い方はこちらに紹介されていますが、以下のようなサービスが利用できます。
① 読書量をグラフで記録管理
② [読んでる本]、[読んだ本][積読本][読みたい本]を管理
③ つぶやき
④ お気に入り
⑤ ナイス
⑥ 新刊情報チェック
⑦ 著者リスト
本棚の作成
⑨ 相性
⑩ 読友
⑪ 読書カレンダー
⑫ 携帯/スマートフォン
⑬ 外部サービスと連携

■ 早速使ってみました。

・「本」に限定して一括管理
読み終わった本は[読んだ本]にして記録しておく。買ったはいいけど暫く読みそうにない、いつか読もうくらいの気持ちの本は[積読本]に登録して保留にする。気になる本、買う予定の本は[読みたい本]に放り込んでおく。こうして分けておけばここだけで本が一括で管理できます。
本が表紙付きで表示されるのも分かりやすいです。既に本がデータベース化しているのに感心しました。検索が早いというのもデジタルデータの魅力ですね。画像集めて、分類して・・・この作業をひとつひとつ自分でやったらと考えると・・・気が遠くなります。

[読みたい本]リストが意外と使えそうです。
登録しておけば人に聞いたり、メディアで紹介された本を忘れてしまって「なんて本だっけ?」みたいな現象がなくなります。
本屋に行った時などでも「なんか欲しい本があったぞ」なんていう確信の元に飛び込んだはずが、タイトルも何も思い出せず手がかりなしで何も買わず引き返すなんて経験が多い僕には重宝しそうです。

え?Amazonとか楽天で買ってるから別にいいって?
そ、それを言われると・・・ほら、漫画とか買っている方は買った本を登録しておけば同じ巻を2冊買ってしまう「あの悲劇」を防ぐことができます。 (;^_^A

・思わぬ発見
本それぞれに登録しているユーザー数がカウントされています。「はてな」っぽいですね。カウントはサイトに登録したユーザーに限定されますが、どんな本がよく読まれているかはっきりしています。


登録してみて分かったのですが、自分が思っている以上に自分はベタな本を多く読んでいました。そんなつもりじゃないのに。(ニッチなところ狙いたいじゃないですか?)
世間ではマイノリティ。でも読む本はマジョリティ?(笑)


逆に自分が読んだ本に登録しているユーザーが少ないとシンパシーを感じたりします。なんだか同志を得たような。マイノリティ万歳!!(笑)
と言ってもこれは料理本だからでしょう。ちなみにこの本に載っていたレシピを元に前記事のタコライスを作りました。

・本棚にしまうのがちょっと楽しい。
本棚といっても自宅の本棚ではございません。Web上の仮想本棚です。
実は今回使ってみようと思った一番の理由がこの本棚なんです (´艸` )
どんな風な機能かというと、


読んだ本の表紙を表にして並べられます。さながら書店のオススメコーナーのよう。
人に勧めたい本棚コーナーを作ったり、自分のお気に入りの本だけをセレクトしたり、並び替えできるので自分で自由にレイアウトする楽しみがあります。
これを見た瞬間「これだ!やってみたい!」と思ってアカウントを取得した次第です。
楽し~い♪

しかしこの棚を見ると・・・好きな小説を並べてみたのですが、やはりベストセラーというかベタな本が多く選ばれていますね。ド真ん中いってますよね。書きながらちょっと耳が熱くなっています(笑)

・読んだ本が蓄積されるということ
読んだ本を随時登録していくと、自分が人生で読んだ本全てが蓄積されることになります。これって結構すごいことだと思います。どんな本を読んだのか、どれくらい読んだのか、その人の人生で通過した本が明らかになるわけですから。
ちょっと挑戦してみたい気もします。
生涯読んだ本との接点が目に見えて少なかったらなんかドキッとしますね。
ちなみに4000冊以上読んでいるような人もいます。別にたくさん読んでいるから偉くなれるわけでもないですけど、ここまでの数字になってくるとどんな本をどれくらいの時間をかければ到達できるのか想像できないですね。


■ そもそも読書の記録なんてする必要あるの?

はい、きました。そもそものテーマですよね。
かくいう自分もそんな読書の記録なんて面倒なことやっていませんでした。
小説から始まって新書、実用書、専門書などなどカテゴリー、ジャンル問わず読みっぱなしです。
読書は娯楽というのもあってそれでも良いと思っていました。

けれどもふと今まで読んだ本を思い返してみると、どの本もどんな内容だったかはっきり思い出せない。どんな文章に共感したか、感動を抱いたかというのを覚えていないんですね。知識を養う本もその時は分かった気になっていたのに今は何も覚えていない、使うことができない。活字は実体験じゃなくて目と脳の体験。身体が覚えていない。印象的な「フレーズ」に感動して咀嚼しながら読んだはずの小説も今はほとんど思い出せない。「どこかで聞いたことのあるフレーズだな。どこだっけ?」の連続です。

なんだかモッタイナイ。僕のポンコツ脳でもなんとかインプットしたい、ということで読んだ本から何か感じたことを書き出す、アウトプットするという結論に至りました。
記録を残しておけば後で思考を整理できるし、当時の感想も残しておける。ブログと似たようなものですね。義務教育受けていればすぐ浮かぶような発想ですが(笑)記録を残すことの大切さをあらためて感じたわけです。

かくして基本のメモはアナログにノートを使いつつ、読んだ本の管理はデジタルにWebを利用してみようということになったのでした。


■ まとめ

登録してしばらく使ってみましたが、僕の場合は本から何がしかのインプット→アウトプットを試みることが一番の目的にあります。その補助として、楽しんで記録できたらいいなという期待で「読書メーター」のサービスに登録してみました。なので、正直継続して利用できるかどうかは時間をかけないと分かりません。
新しい習慣を生活に組み込むのは大変ですから。

ただこれから本を読む習慣をはじめたいと思っている人は使ってみるのもいいかもしれません。
読んだ本の冊数やページ数が目に見えて増加するので、年間目標数値を掲げたりしてモチベーションを上げるのに利用したり。
他の読者との情報交換も出来るので面白い本の情報を仕入れたり。

目的に応じて使えば役立つツールになると思います。

それから、読書だけでなく「音楽メーター」や「鑑賞メーター」といった音楽や映画の記録ができるサービスもあります。
こちらはまだ試していませんが、「読書メーター」と同じようなサービスなので使ってみてはいかがでしょうか?
音楽メーター 鑑賞メーター


それでは~。

2 件のコメント:

  1. トムス藤井2012年2月26日 0:29

    なるほど。こういう便利なものがあるんだねえ。
    確かに読んでても「あれ?どんな話で、どんな感想抱いたんだっけ?」って思うことがあるね。そういう意味では映画とか音楽でも欲しいね。
    ま、探してないだけで、あるのかもしれないけど(笑)

    いずれにしても私はブログネタ貧乏ですので、こういったレビュー関係も、ジャンル分けせずに、あたかも新しい記事かのように更新していきたいと思います。

    にしても、紹介系の文章がうまいな。つっこみどころなく、わかりやすく、キレイにまとまってるわ。その裏に長時間の努力も見てとれるけど(笑)
    だから、前みたいにコメント欄でウンコべったり付けたくなる。

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  2. 今回は「紹介をやってみよう」という試みだったので興味持ってもらえたなら本望です。
    映画とか音楽のツールが欲しいって?・・・鋭い。実は関連サイトにどちらもあるよ。「ゲームメーター」なんていうのも(笑)
    記事に追加したので使ってみては?

    いや~長時間の努力も見てとれますか(笑)
    見てとられるのは良いのか悪いのか分からないけど、褒めてもらうのは嬉しいですね。

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