2011年5月6日金曜日

2011年5月 新緑の川苔山へ (奥多摩駅~川苔山~鳩ノ巣駅)

2011年も3分の1が過ぎてしまいましたが、年度末頃から自分の中で思うことが沢山ありましていくつかの決めたことがありました。

「今年は新しいことを始めよう。それも今後のライフワークとなるようなことを。」
そう思ったのでした。
このブログ自体も「新しいこと」に入るかもしれないですが、平たく言えば人生長く楽しめる趣味をもう少し追求してみようじゃないかと、そう思ったのでした。

と言う訳で自分の原体験を振り返り、原風景を思い出し、それらをもって自分が今主体的に行動できそうなことを3つに絞り込みました。スタッフ一所懸命探しました・・・
なぜ3つかって?


何だか区切りが良いじゃないですか。それだけです。


早い段階で2つは見つかりました。前々から関心があったので。機会があれば触れたいと思います。
しかしもうひとつ・・・最後のひとつが見つからない。ハートのエースが出てこない・・・
えっ?ただの趣味なんだから、3つにこだわる必要ないんじゃないかって?ハートのエースって何の話だって?


何だか区切りが良いじゃないですか。それだけです。ハートのエースはそんな唄があるだけです。


さいごの1つは何にしよう?何かあったような・・・?

そんな頭の中が悶々としている折、高校時代の友人Kから連絡がきたのでした。
「GWに山登りでも行かないか?」と。

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!
人生初のアスキーアートです(笑)照れのあまり耳真っ赤です(笑)

いや、そんなことよりパズルの最後の1ピースが嵌ったかのような感覚。
思い返してみれば2年前の夏にも一度彼を誘って山に登ったことがある。それっきりだったのでKもそんなに登山は気に入らなかったのかなとも思い、自分の記憶から消し去っていたのです。
バッキャロウ!!それを探していたんだよ、Kよ。
そうだ「山登り」があったじゃないか。

と言うわけで二つ返事で「GO」のサインを出したのでした。

とは言え、話を振られたのがGW直前。暇もあまり無いのでKの希望を参考にリサーチした結果、奥多摩にある「川苔山」に決定。
川苔山は沢沿いを歩くコースがあり、途中には綺麗な滝もあるので奥多摩の中でも登山者が多い人気の山。平均歩行時間は6時間ほどで勾配・歩行距離からも初・中級コースに位置するらしい。
不安要素はあったのですが、今年のテーマである「挑戦」に則り、ドラクエで言えば「レベル1」である我々はさながらこん棒と布の服のような装備で挑みました。
何より5月の新緑が誘っていたのです。

そして天気等を踏まえて5月3日に決行となりました。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、山歩き当日。
6時15分に新宿駅中央線ホームに集合。朝食を食べそびれた僕が集合より5分ほど早くコンビニ袋を片手に到着。電車の中で食べることになりそうで悪いなと思っていたら、10分ほど遅れてKが到着。Kがご飯を買いそびれたと告白。
僕のテンションが激落ち↓↓(笑)何に凹んだかって、朝飯食べなかったら山で体力尽きるぞと。僕は君を抱えて下りてくることはできないぞと(笑)
ブルーな気持ちで奥多摩についてから何か買えるかとか僕の朝食を半分あげようかと考えていると、「朝食はしっかり食べてきた。ただ、昼食に食べる予定のラーメンとおにぎり、そのうちのおにぎりを買い忘れた。」とのこと。

なんだそれなら大丈夫!!昼食の心配は無い。それは後でのお楽しみ。
テンション回復。電車に乗り込みいざ出発。OKUTAMAへGO!!

行きの電車は高いモチベーションも手伝い睡眠不足も無視して他愛もない話で盛り上がる。
好きな犬種ランキング・・・

K:「ZAKUはダックスフントと一日じゃれてそう」
僕:「いや、俺はハスキーをモフモフしたい。ハスキーは亜鉛代謝障害に陥りやすいから・・・オッドアイが・・・」

飼ったことも無い犬のランキングを熱弁(笑)
さらに堅守ランキング・・・

僕:「テリーのダイビングヘッドのシュートブロックが熱かった・・・」
K:「テリーって誰?」

これはやってない・・・(笑)

そして猫ランキング・・・

僕:「Kはどんな猫が好き?」
K:「俺、猫アレルギーなんだよね(笑)」

・・・トーク終了(笑)



そんなこんなで揺られること2時間。

見えてきました奥多摩の山々。




あいにくの曇天ですが、川井駅から見える懐かしの風景(川井には過去に何度も足を運んだことがあるので)にテンションが上がる二人。

駅で電車が停車する度に少しづつ減っていく乗客・・・


それでも奥多摩駅に着いた時にはこんなに人が・・・!!予想以上!?

駅から出るのに5分ほどかかりました(汗)

僕らが目指す川苔山方面を含めて、山のバスは1時間に一本くらいしか運行していないのでバスにも長蛇の列。川苔山方面は臨時バスが2台出ました。


バスに乗ること15分。川苔山登山口、川乗橋に到着。
体をほぐしたり。準備を整えて・・・

9時5分、いざ山登り開始!!


序盤は舗装された路を歩きます。
真っ直ぐ伸びた杉は枝払いがされているので地面まで光が届きます。

えっ?花粉だらけじゃないかって?

確かにそうです。まさに花粉の総本山、杉林の中を歩いていますから。花粉症の我々は目と鼻がぐっちゃぐちゃになるかもしれないです。というかぐっちゃぐちゃれす。いや、ぐっちゃぐちゃじゃないれふ。山にいる間も帰ってからも意外と反応しませんでした・・・シーズンが終わりかけているからだろうか?だったら幸い。

そんな道を歩きます。
左手には杉。

右手には谷。


杉・・・

谷・・・

杉・・・

谷・・・


杉谷拳士です!!

誰だ!!(笑)



しかし川苔山というだけあって、苔が生えてます。

正直どこの山でも生えています(笑)。が、これは近くに水源がある証拠!?

そして新緑が美しい。



これが見たかった・・・!!

ん~、いいです。

友人もシャッターを切りまくっています。
そう、Kは最近一眼レフデジカメを買ったばかり。うらやまし~い。先を越されてしまった~。
K:「今日は俺のカメラが火を噴くぜ」と言わんばかり。はい、火は出ません(笑)出たら故障です(笑)

気温も涼しくて丁度良く、紅葉と並ぶ最高のシーズンじゃないでしょうか?

どうだい?山はいいだろう?そうだろう?

写真をバッシャバシャ撮りながら舗装路を歩くこと40分、細倉橋に到着。トイレ小屋があります。

体がぽっかぽか(笑)、来ていたポロシャツは既にビッシャビジャ(汗)。

小休止の後、服を着替えて山歩き再開。いよいよ本格的な登山道へ、踏み跡をたどりながら進みます。

次のポイントは百尋の滝(ひゃくひろのたき)。40mの高さから落下する滝が見所の、本日のメインスポットです。
途中渓流に架けられたいくつもの橋を渡ります。



見上げると新緑が・・・

・・・良い。

そして目線を下げると、小滝や渓流のある水辺の景色が・・・

・・・良い。





これは・・・!!


この構図はどこかで見たことがある・・・!!



・・・家の和室にある掛け軸と同じ構図だ(笑)

どうりで良い絵になってますぞ。Kよ。今、君は山とひとつになろうとしている。

そうこうしている間に・・・

滝が・・・

見えて・・・

き・・・

来た・・・

・・・?



チョロチョロチョロ・・・

水量少なっ(笑)!!
これが目指した百尋の滝なのだろうか?時間的には予定より10分弱早く着いたことになるけど・・・

どうやら違うと判断して先に進みます。

少し歩くと後ろから
K:「助けてくれ~」
今度は何だ!?

すると・・・


落ち葉が深い!!
沈んでゆくK。

待ってろ今助けるぞ!!

・・・

結果・・・

ジャン!!



深くない・・・やらせ発覚。なんちゃって(笑)



そんなことをしながら歩くも一向に次の滝が見えてこない。百尋の滝はもう通り過ぎてしまったんだと思い始めた頃に・・・


K:「滝が見えた!!」

何!?



着いた~!!
百尋の滝に到着。



壮観です。そして涼しい!!というか寒い(笑)
飛び散る水滴のためかはたまた風の吹き溜まりだろうか、体感で急激に温度が下がるのが分かります。

しばし見とれてしまいます。
ここまで登ってきた甲斐があったってもんです。

あっと言う間に20分ほど経ってしまい、チョコレートとゼリー、そして水分を補給。
予定の時間に山頂に到達するために、名残惜しいけど百尋の滝を後にして再び歩き出します。

ひたすら登る。



登る。


何の花でしょうか?植物関係はてんでさっぱりです(笑)
ご存知の方いらっしゃったらご教授ください。

標高1000mを越えたのだろうか?新緑が少なくなってきてピークが近づいてきたと思わせる景色に変わってきました。




「ちょっとしんどい。」
そう言いつつも足は止まらないK。

「ペース落としても良いよ。」と後ろからベテランの風格で声をかけつつ・・・あれ?・・・僕には・・・いささか・・・早いペースだぞ~。

というか早いぞ(笑)。



待ちたまえ(笑)!!こんなはずじゃ(笑)

足元を見ているとふと気づいた。
そうか彼は僕より歩幅が大きいんだ・・・!!

なに?僕の足が短いだけだって?

山では歩幅は小さいほうが疲れ難いんだぞ~!!
ヽ(´Д`;ヽ≡/;´Д`)/

と先頭を譲っておきながら小走りで追い抜いて、差をつけてみる。



そして抜かれる(笑)



分かった。ここは君の勝ちだ(笑)

そんなデッドヒートを繰り広げていると、前方におじさんおばさんのグループが。
僕らを見るなり
「健脚のお通りだよ~。珍客じゃないよ(笑)。」
みたいなギャグだか何だか分からないボケをかますおじさん。
僕:「健脚(の方)がお通りです(笑)」
なんて言ったら一行から笑いが(笑)。なんだか暖かい気持ちになりながらも道を譲ってもらい稜線に到達!!



ここまでくれば山頂は目と鼻の先。
ラストスパート。

おっと、他の登山客とすれ違う時は挨拶を忘れずに。
登山者のマナーであり、元気を交換出来るんですよ。

そして12時5分。

ジャスト3時間!!

山頂、到着!!

ばんざ~い。
しかし頂上はあいにくガスってます↓↓。

一昨年の棒ノ折山登山の時も霧で眺望が悪かったような・・・。
でもしょうがない。これはこれで「もののけ姫」の冒頭のシーンみたいな雰囲気に見えなくもない。うん。

この後はお楽しみの昼食なので。とにかくご飯ご飯。そのうち晴れるかもしれない!!

昼食はおにぎり・パン(結局Kは奥多摩駅で昼食を入手できました)に加えてカップラーメン!!
今回はガスバーナーコンロ携帯で来たので食事のレパートリーが増えます。


ラーメンが・・・

旨い(笑)!!
伊豆大島の三原山に登って食べた岩海苔ラーメンを思い出します。
暖かいものは元気が出る~。

さらに珈琲も!!

見た目関係なく旨い(泣)!!

そこいらのスタバでカフェと洒落込んでるお嬢ちゃん・お坊ちゃん。
山に来たまえ!!

数倍旨い珈琲飲めますよ!!

さらにさらにサプライズ!!
ウィンナー(笑)!!with 黒胡椒(笑)!!

ふまい(旨い)!!

完全に満足。
山頂で食べるご飯は何物にも優る旨さですよ。

山頂でまったり~。
空は曇りのまま。気がつけば1時間以上経過していた(汗)。
景色は諦めるか。

登りで足に溜まった乳酸もすっかり回復していよいよ下山します。

わずか10分ほどで稜線に別れを告げ、下り始めます。
舟井戸、大根ノ山ノ神というところを通過して鳩ノ巣駅まで直行のルート。
川苔山登山では定番ルートらしいのですが、視界が開けるところもなく暗~い印象。



登りよりも変化の乏しい風景に自ずと写真を撮る数も口数も減り加速加速。


下りはスピードが出るけど登りとは違う筋肉を使います。特に膝への負荷が大きい。
膝の間接にダメージを負っていた僕は、下山開始10分ほどで足が既に黄信号状態(汗)

こ、これはまずいっ。
何とか膝へのダメージを逃がす歩き方を模索するもついぞ見つからず。一刻も早く傾斜を下り終えるという結論に(笑)

登りで会ったおじさんおばさんグループと再会。
が、あいさつもそこそこにお別れです。



そして大根ノ山ノ神に到着・・・

チラ見で通過(笑)

実は登山道の道が狭く、さらに前後を人に挟まれ詰まってます(汗)

ここで休んで待つと渋滞に嵌るかもしれない。
そう、ゆっくりとだけど確実に迫るものがあったのです。

足の痛み・・・それ以上に迫るものが・・・

・・・そうです。尿意です(笑)

足の痛みもどこへやら、足元凝視で下り続けて気がつけば麓の神社へ到着~。



写真が遠い・・・

5、6分ほど歩いて鳩ノ巣駅へ。



単線の美・・・。

16時10分の電車に乗り込み新宿まで爆睡(笑)

心地よい疲労を感じつつ行きつけの隠れ家的なお店・・・
新宿西口の大戸屋へ(笑)!!

ホント久しぶりに大戸屋に行きました。



海老しんじょ入り塩スープ定食を注文。
しんじょとは、白身魚や鶏肉、えびなどのすり身に、つなぎや調味料を加えて形を作った練りものだそうです。
(参照元:1から始める料理の基本)

初めて食べる海老しんじょ。厚揚げ系の練り物に海老が入った感じです。
う~ん、やさしい味だなぁ~。



さらにたまごカステラと黒糖生クリームのパフェを頂きます。
今日は特別。

旨い(泣)!!
疲れた身体に黒糖の甘さが染みる・・・!!

その後今日の反省やら今後の展開やらで気がつけば3時間滞在?
さすが穴場、西新宿。

ありがとう、大戸屋。
お疲れ、K。

またどこかに山に行こうと約束して解散。

そんな奥多摩登山 川苔山編でした。

■コースタイム
新宿 6時30分発

奥多摩駅 8時28分着

奥多摩駅バス停 8時40分発

川乗橋バス停 9時05分発 登山開始

細倉橋 9時40分着・9時50分発

百尋ノ滝 10時35分着・10時55分発

川苔山 12時05分着・13時25分発

舟井戸 13時55分

大根ノ山ノ神 14時55分通

鳩ノ巣駅 15時35分着 登山終了

ちなみに歩行時間が5時間半ほどなので消費カロリーが2500kcal程度・・・
普段のランニング(40分)での消費カロリーが500kcalなので、一日でおよそ5倍の消費ですね。

健康にもおススメです。
ご興味をもたれた方は是非、僕の方まで(笑)。

カロリー計算は以下のサイトを利用してみました。
良かったら試してみてください。
▼登山 消費カロリー計算
▼ジョギング、ランニングの消費カロリー計算

4 件のコメント:

  1. いやー美味かった!
    山頂で食ったラーメン・ウィンナー、そしてコーヒー、最高です!
    ナイススケジュールと料理のzakuさんよ、次は梅雨明けの夏山に挑戦だ~

    アスキーアート可愛い‥笑

    by tomo

    返信削除
  2. コメントありがとう。

    次はどの山にしましょうか(笑)?

    文体もキャラ設定もふわふわしているけど、試行錯誤していきます。

    返信削除
  3. いやあ、出し抜かれたねえw

    にしても、山やキャンプで飲食するものは何であんなに旨いんだろうね。インスタントコーヒーなんか普段は飲めたもんじゃないけど、めためた旨いもんなあ。摩訶不思議。

    にしても、美味しそうな写真、撮るの上手いな。

    返信削除
  4. TSUNEFUMI>
    予定が合わなかったらしいね。
    とにかくなんらかの問題で中止っていうことだけは避けたかったので、今回は決行させてもらいました(笑)

    山に登った経験のある人なら山頂で食べるご飯の美味しさを共感してもらえると思います(笑)

    アップした写真はFUJIの「FinePix F200EXR」で撮ったものなんだけど、Kの持ってきていた一眼レフ(SONY?)にボロ負けでした(笑)
    カメラの性能で負けている分技術で補わないとね。
    勉強中です。

    返信削除